イッタラティーマとは
イッタラというブランドは、森と湖の国として名高いフィンランドの大自然の中で1881年に生まれた、グラスウェアから始まったブランドのことです。「ガラス器として最も純粋な輝きを持つものを製作する」というポリシーのもとに作り出されるイッタラのガラス製品は、人体や環境に有害な鉛を一切使用せず作られており、まさに自然を愛し、自然と共に生きる北欧の国民精神が生かされた点が世界中の人々に支持された理由のひとつにもなっているようです。
もちろん、傷つきにくく、直射日光にも強いなどの実用面でも優れています。更にはイッタラに所属するデザイナーは著名な人が多く、世界中のコンクールでも多くの受賞をしており、イッタラならではの個性に満ちたキッチン用品の数々は、２１世紀に入っても高い評価を受け続けています。
そんなイッタラの製品の中でも、特に人気の高いシリーズのひとつとなっているのがティーマ（Teema）というわけです。イッタラ ティーマはデザイナー界の巨匠カイ・フランク氏が従来の食器の考え方を見直した「単純でベーシックなもの」というテーマを設定して1981年に登場したシリーズです。
あくまでも使いやすさを重点に追求したために華美な装飾は排除され、シンプルなフォルムになっていますが、これは現代の古典ともいわれる程の機能美を放ち、無限の魅力が秘められています。